ラスクよもやま話

不思議アイランド in 山形

自然と人情に溢れた山形。実は一度訪れてみたい場所がある。
それは山形にある唯一の離島・・・「飛島」(とびしま)。

「え?山形に離島?」。そう思う人も多いのでは?
もしかしたら山形に離島があることさえ知らない山形人もいるかもしれない。
近いうちに行ってみたいという欲求からいろいろ調べてみると、飛島は不思議アイランドだった。

酒田港から北西へ39キロメートル。日本海に浮かぶ山形県唯一の離島、飛島は、里海・里山の自然と昔ながらの島の暮らしの原風景がつまった小さな島だ。

面積は2.75平方キロメートルで、ディズニーランドおよそ5.5個分。
島の周囲は10.2kmで成人であれば約2時間10分で島を一周できるほどだ。
東北の海とは思えないほど温暖で透明度が高く、貴重なサンゴ類群生地でもあり、コブダイやメジナなど南方系の魚も生息し、ダイバー達からも人気を得ている。

透き通った青い海ももちろん魅力のひとつであるが、毎年初夏に固有種のトビシマカンゾウという黄色い花を咲かせる。高山植物のニッコウキスゲが海浜環境に適応したもので、飛島と佐渡島のみに分布しているという。

飛島では海岸近くや断崖など日当たりのよい場所に群生しており、古くから貴重な食糧としても親しまれているのだ。

「漁業と観光の島」という印象が強いが、この島には数々の伝説や昔話が伝わり、語り継がれてきた。
飛島は海底火山の頂上部分が何百年という月日をかけて今の形になったといわれている。
なので、島を歩いているだけで、突然ゴツゴツした岩が現れたりと様々な自然の表情を見せてくれるのだ。

さらに島には「テキ穴」と呼ばれる謎の洞窟がある。古くから神聖な場所とされ「絶対に入ってはいけない」と、近寄ることすら禁じられてきた。
ところが、昭和39年に地元の中学生が穴の中で人骨を発見したことを機に、事態が急変。中から平安時代の人骨や土器が多数出てきたという。

なぜそこに人がいて、隠れるように暮らしていたのか、その死因など謎の部分がまだなだ多く、その神秘的な洞窟が人々の興味を惹いているのだろう。

そんな飛島は昭和38年に鳥海国定公園の一部に指定され、昨年9月には「鳥海山・飛島ジオパーク」として、日本ジオパークにも認定された。

ジオパークとは「地球・大地(ジオ)」と「公園(パーク)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味する。つまり地球を学び、丸ごと楽しむことが出来るエリアのことだ。

飛島は先述したとおり、大昔に海底の火山から噴出した噴出物が積み重なってできた島である。
大地と海の営みによてできた地形や風景、そして南と北の動植物が同居する特徴的な生態系、漁村の生活や文化を体感できる地球公園だ!

このように飛島には自然が創りだした造形と様々な伝説に、神秘と畏敬のまなざしを向けてきた先人達。
飛島には洞窟・浜・岬・岩・小島など大地と人の物語が色濃く刻まれ、今を生きている私たちもそれを体感することが出来る。

 

あー、、、書きながら「行ってみたい」という欲求がますます強くなってきた。
シベールの「夏限定 カリカリアーモンド夏だけココナッツ」を食べながら不思議アイランド・飛島に思いを馳せる。

わざわざ足を運ぶから感じられる、風景と歴史と人情と文化を歩きながら読み解いていく愉しみをこの夏にぜひ多くの人に味わってほしい。

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